新着情報
みたけ食品工業株式会社(本社:埼玉県戸田市)は、横浜市立宮谷小学校5年2組の総合学習プログラム「米粉を使った商品開発と販売学習」において、1年間にわたる授業支援を行いました。原材料の提供から専門的な講話、試作支援を通じて、子どもたちが社会課題と向き合い、自ら「食の幸せ」を形にするプロセスを共に歩んできました。
■ 誕生した商品:米粉クッキー「everyone happy52」
子どもたちが試作を重ね、コンセプトから考え抜いた特別なクッキーが完成しました。
コンセプト: 小麦・乳・卵アレルギーがある人でも安心して食べられるお菓子。
「アレルギー対応=美味しくない」という認識を覆す美味しい米粉のクッキー。
特徴: 食べやすいキューブサイズで、手も汚れにくい工夫。
米粉ならではの「サクッ」とした食感で食べ応え十分。
販売価格: 1袋 500円(国産素材や安心・安全へのこだわりを込めた価格設定)
クッキー作成支援:for happy
■ 取り組みの軌跡
1. お米と米粉を知る「お米講習会」 (2025年7月)
最初の訪問では、みたけの社員が「お米について学ぼう」をテーマに授業を実施。
多様な米の比較: 世界の3種のお米(インディカ・ジャバニカ・ジャポニカ)を実際に観察。
社会課題の共有: 日本の食料自給率の現状や、なぜ今「米粉」が注目されているのかを学習。
驚きの体験: 「髪の毛よりも細かい」米粉の粒子や、ジョコビッチ選手の事例を通じたグルテンフリーの効果に、子どもたちから驚きの声が上がりました。

2. 理想の味を追求する「試作支援」 (2025年8月)
プレーン味の決定後、バリエーション展開に向けた試作を見学。地元の「お菓子屋for happy」様とも連携し、
子どもたちが自由な発想で5種類の味(アールグレイ、マシュマロ、ごま、ココア、ドライフルーツ)に挑戦しました。
科学的な視点: 油の分量を計算して記録したり、生地の厚みを定規で測ったりと、
真剣に「商品」としての完成度を追求する姿が見られました。



3. 知識を深める「米粉・大豆粉・きなこ勉強会」 (2026年1月)
販売に向け、商品の魅力を言語化するための勉強会を実施。
付加価値の理解: 「ノングルテン米粉認証」が持つ安心・信頼の意味を学習。
素材の広がり: きなこの製造工程や焙煎による違いを学び、クッキーに込める「こだわり」を再発見しました。
焙煎の違いによるきなこの比較では、白きなこ・きなこ・黒須きなこをサンプルとして用意。
色の違い等をじっくり比較して様々な種類のきなこがあることを学びました。



■ 集大成:にこまちフォーラムでの完売御礼 (2026年2月)
横浜市西公会堂で開催された「にこまちフォーラム」にて、1年間の集大成を発表。劇や替え歌を交え、
「アレルギーがある子もない子も、みんなで一緒に食べられる幸せ」を感情豊かに伝えました。
販売結果: プレーン、黒糖きなこ、ココアの3種を販売し、見事150個を完売!
子どもたちの成長: 「国産素材の安心を伝えたい」「米粉の良さを多くの人に広めたい」といった、
自立したプロデューサーとしての意識が芽生えていました。
「自分たちが生み出した商品に自信をもって提供する」という皆さんの姿勢は、私たち食品会社にとっても、
ものづくりの大切さを改めて実感することができました。





■米粉活用学習の総括:感謝の会を終えて
1. 活動の成果と子供たちの成長
2026年3月18日、1年間の米粉学習の締めくくりとして「感謝の会」を開催しました。
当初は「米粉って何?」という状態からスタートした子供たちでしたが、1年間の栽培・座学・調理実習を経て、
今では米粉の特性を活かした多様なメニュー(おせんべい、おはぎ、蒸しパン、だんごなど)を自ら考え、調理できるまでになりました。
特に印象的だったのは、一人ひとりが「どうすれば美味しくなるか」を試行錯誤する姿勢です。
自分たちで育てたお米を粉にし、その粗さを活かしておせんべいを作るなど、
素材の個性を理解した上での工夫が見られました。
2. 当日の調理と交流
調理実習では、グループごとに協力しながら賑やかに作業が進められました。
蒸しパン: 重曹の加減による苦味の発生など、失敗から学ぶ場面もありましたが、
それも貴重な経験となりました。
おせんべい・だんご: 自家製米粉ならではの「カリッとした食感」や「つるりとした喉越し」を楽しみました。
おはぎ: 弊社(みたけ食品)のきな粉を使用し、素材の組み合わせによる美味しさを実感しました。
完成した料理は、お米作りを支えてくださったボランティアの方々や講師へ感謝を込めて振る舞われ、
共に味わうことで、食を通じた深い交流の場となりました。






3. 感謝の相互交流
会の最後には、生徒の皆さんから心のこもった米粉のクッキーと寄せ書きをいただきました。
1年間の取り組みが、単なる知識の習得だけでなく、感謝の心を育む機会となったことを嬉しく感じます。
弊社からも、1年間の努力を称え、新商品の「さつまもっち」と「黒ごまアーモンドきな粉」をプレゼントしました。






4. 最後に
「お米」という身近な食材が、形を変えて様々な料理に生まれ変わる。
今回、卵・乳・小麦不使用の「からだに優しいお菓子づくり」に挑戦した5年2組の皆さんの取り組みは、「食のバリアフリー」の第一歩となる、とても優しくて大切な取り組みでした。
この1年間の学びとたくさんの経験が、子供たちの食に対する関心をさらに広げ、多様性を認め合う豊かな未来の糧となることを心より願っております。


